先日、台風情報を見ていたとき、初めて『藤原の効果』という言葉を耳にしました。
「なんだろうこの藤原定家みたいな言葉は?」と疑問に思って調べてみると、気象用語の一つだと分かりました。
藤原の効果とは「2つ以上の台風が接近して存在する場合、台風がそれらの中間のある点のまわりで相対的に低気圧性の回転をすること」だそうです。
簡単に言えば、2つの台風が接近した場合、相互に干渉し合い、複雑な動きをする現象。
2つの台風が近づいた場合、この藤原の効果によって、急に方向を変えたり、進行スピードが遅くなったりします。このため台風の進路が複雑になり、予想が難しくなります。
ちなみにこの名前は1921年当時第五代中央気象台所長だった藤原咲平氏に由来。氏が熱帯低気圧の相互作用を提唱したため、『藤原の効果』と命名されたそうです。
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