『睡眠は長さよりも質』ということが言われていたこともありましたが、どうやらそうだとも限らないようです。
先ごろ「長時間睡眠をとったほうが脳のポテンシャルが上がる」
という興味深い実験結果がアメリカで発表されました。
スタンフォード大学で行われた実験で、『人間の脳は長時間睡眠をとった方がポテンシャルが上がる』ということが判明したのです。
この実験では大学のバスケットボール選手に、通常の睡眠時間よりも約110分長い10時間眠るように指導し、2カ月間継続してもらいました。
すると、ダッシュのスピードがどんどん速くなり、最終的にフリースローの成功率は9%、スリーポイントシュートの成功率も9.2%アップしました。
同じトレーニングをした場合でも睡眠時間を長くとったほうが、約10%もパフォーマンスがアップするという結果に。
もちろん睡眠の質も大切ですが、睡眠時間の長さは、質では補えない脳本来の潜在的な能力を引き出すのです。
統計的にみて日本人の睡眠時間は短くなっているようですが、仕事や勉強、スポーツの練習等を効率よくするには、しっかりと睡眠をとることが重要のようです。
ちなみに記憶力を必要とする勉強は寝る前の2~3時間がもっとも効果的。
寝ている間に記憶の固定化も行われるので、この時間に記憶力を必要とする資格や語学の勉強をするのがよいでしょう。
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