妊娠した女性が定期的に受ける妊婦検診。
これは母子の健康を保ち、問題があればいち早く対処するために必要な検診です。
この度、早稲田大学が、この妊婦検診の一つである「超音波診断」を、遠隔地からロボットを用いて行う実験をしました。
この遠隔地からロボットを操作して行う妊婦検診は、安全性などの問題からいまだに実用されていません。今回の実験はこれを実用化するための改善点などを明確にするためのものです。
使われたのは、妊婦さんの身体への負担なく、安全に検診できるよう、従来のロボットや機材を改良したもの。
医師が映像や音声で通信しながらロボットを操作し、妊婦さんの超音波検査をします。
この実験により、通信速度や医師の操作方法など、ロボットを使った遠隔妊婦健診に必要な改善点が発見されたそうです。
もちろん実際に医師が目の前にいて診察してくれる方が安心ですが、このような医師が遠隔地にいても検診できるシステムが実用化されたのなら、病院のない僻地や在宅診察などに活用できますね。
未来ではロボットによる遠隔検診・診断が普通になるのかもしれません。
今では常識のネット通販だって、一番最初は『日本では受け入れられない』と言われてましたから。
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