本を読みながら人と会話をしたり、携帯電話で会話しながら運転したり、スマホをいじりながら歩いたり。
二つのことを同時にする、いわゆる“ながら作業”行うと、どちらにも集中できなくなり、中途半端になる場合が多いです。
このような現象は「二重課題干渉」と言います。
最近になって、この二重課題干渉が起こる際、二つの作業に対応する脳の神経細胞が、互いに干渉し合い、活動を抑制するために起こることが京都大学の実験で判明しました。
よく『“ながら作業”や“ながら勉強”はよくない』と言われるのは、脳の仕組みから考えても本当のことだったようです。
また、音楽やラジオを聴きながら勉強する人もいますが、何か新しいことを吸収したり覚えたりする時は、静かな環境で行うことの方が効率がよいそうです。記憶力が要求される作業の時に、音楽を聴いていると集中力を欠かせる要因の一つになるとのこと。
自分の能力を最大限発揮して効率よく作業を進めようとするなら、一つのことに集中した方がよいようですね。
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