睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり(無呼吸)、止まりかける状態(低呼吸)が繰り返される病気です。
睡眠時無呼吸症候群の人は眠りが浅くなり、寝ても疲れがとれない状態になります。そのため眠気やだるさで集中力が低下し、仕事や運転などの日常生活で大きなミスをしてしまう可能性が高くなります。
また睡眠の度に、血中の酸素濃度低下を繰り返すために、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まってしまいます。
従来、睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、気道が塞がりやすい肥満男性に多いと言われていました。
しかし最近では痩せ型で顎の小さい女性でも、骨格によっては睡眠時に気道が狭くなり、無呼吸や低呼吸が起こることが分かってきました。
痩せている女性でも、いびきをかくことが多く、寝ても疲れがとれない方は注意。
睡眠時無呼吸症候群を予防するためには、
・仰向きで寝るのを避け、横向きに寝る。
・睡眠時間を7時間以上とる。
・飲酒、喫煙を控える。
などの生活習慣の改善が有効だと言われています。
もしなかなか改善が見られない場合は、呼吸器科や睡眠外来のある病院で受診をしてみて下さい。
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