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病気や健康の関する豆知識、その他面白いと思った雑学と日々の記録
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血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)は、全身の血管に血栓が生じ、発熱や貧血、意識障害等の症状から始まり、やがて脳梗塞や心筋梗塞、腎不全などが引き起こされます。

稀有な病気のため、医師でも診断が難しく、誤診や見過ごされてしまうことも多い病気で、国の指定難病の一つです。

血栓性血小板減少性紫斑病の治療方法としては、血液の問題のある成分を、健康なものと取り換える血漿交換が有効です。(血小板輸血は禁忌)
これに副腎皮質ステロイド投与と組み合わせると80%の患者に効果があります。

しかし、再発率が30~50%と高く、その場合は上記の治療法の有効率は30%まで下がります。

この難病である血栓性血小板減少性紫斑病の新たな治療方法として、
“リツキシマブ”という薬が効果的だと分かってきました。

この薬は海外の試験では再発した患者さんにも非常に高い治療効果を示しました。

ただ、国内では血栓性血小板減少性紫斑病の治療にリツキシマブを使うことは保険適応外なので、非常に高額な治療方法になります。(2013年11月現在)

現在、この薬の保険適応に向けての取り組みが、医師を中心に進められています。

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アクティブレストとは“積極的休養”とも言われ、軽い運動をすることでより、ダラダラするよりも効果的に疲労を回復させる方法。

アクティブレストはもともとスポーツ選手が試合後の疲労を素早く取り除き、回復を早めるために行われていた休養方法です。
もちろんスポーツ選手だけでなく、普通に生活している人にも効果があります。

軽い有酸素運動をすることで血行・血流を促進させ、疲労の原因物質をより効率的に肝臓などで分解させることができます。

ポイントはあくまで“軽い運動”をすること。
早歩き程度のゆっくりとしたジョギング、ちょっとしたサイクリング等の、負荷をかけすぎない有酸素運動をすることで、次の日の疲れが軽減されます。

言うまでもなく負荷のかかるハードな運動をするのは逆効果。
ハードな運動をすると逆に疲労物質が溜まってしまい、疲れが増してしまいます。『身体を鍛える』ではなく、血行・血流をよくするくらいの軽い運動を心がけて。

またストレッチをしっかりとやることも重要です。
疲れた部分の筋肉をしっかりと時間をかけて伸ばすことで、アクティブレストの効果も高まります。

さらに医師によるとアクティブレストは疲れを効果的に取るだけでなく、ストレス解消につながるそうです。

休み明けに疲れを持ち越さないで快適に過ごすためにも、休日の終わりに軽い運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。

日本で最も人気のあるアルコール飲料・ビール。
最近は消費量が低迷しているとはいえ、まだまだ主役級のアルコール飲料です。

実はこのビールに意外な効果があることが最近の研究で分かってきました。

徳島大の寺尾純二教授がビールの原料のホップに多く含まれる“プレニル化フラボノイド”に筋肉の萎縮や老化を予防する作用があることを突き止めました。
このプレニル化フラボノイドはビールの製造過程や腸に吸収されるときに増加します。

脚をまひさせ寝たきり状態にしたマウスにホップが入った餌と、ホップを含まない餌を2週間与えて実験。その結果、ホップ入りを食べたマウスの方が筋肉量の低下が抑制されました。

ただし、今回のマウス実験の結果を体重50kgの人間に当てはめると、ビール換算で毎日83リットル~20000リットル分もの膨大な量のホップを摂取しなければいけません。
実際問題、これだけの量のビールを飲むのは無理ですし、飲めたとしても体がもちません。

しかし、このビールに含まれるホップを応用した薬や健康食品が開発されたならば、筋肉の老化、筋量の低下を防ぎ、寝たきりの予防に貢献すること間違いなしですね。

もちろん老化による寝たきり予防だけでなく、病気や怪我で長期間動けない人の筋力の低下も抑制できます。早期の実用化を期待。

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