様々な飲料がペットボトルに入れられて販売されていますが、ペットボトル入りの牛乳はほとんど見かけることがないと思います。
牛乳をペットボトルに保存して販売しない理由として
“衛生面”と“コスト”の2つがあげられます。
まず衛生面について。
牛乳は栄養価が高いので、口などから菌が入った場合、それを常温で保存すると非常に腐敗しやすくなります。
ペットボトルは常温で携帯することも多いため、消費者の健康を考えたときに、衛生面で問題があります。
次にコストについて。
他の飲料よりもさらに衛生面で気を使わなければならない牛乳用のペットボトルを大量に製造するためには、膨大な設備投資が必要です。
さらに牛乳を入れるまえの紙パックは畳んで輸送・保存できますが、ペットボトルは畳むことができないため、その輸送費や保管スペースなども新たに必要になってきます。
こうなると牛乳の値段も上げざるを得ず、そこまでして売れるのか分からないものに、企業は資金を費やすことはできません。
この衛生面とコストがネックになって、ペットボトル入りの牛乳は一般化されていないのです。
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