花粉症になると、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり症状を毎年繰り返します。
ひどくなると日常生活に必要に支障をきたすことも少なくありません。
花粉症の薬といえば「抗ヒスタミン薬」が代表ですが、眠気や倦怠感を引き起こし、集中力や作業効率が低下することもあります。
このほど、厚生労働省は、口に薬液を含む新しいタイプのスギ花粉症治療薬を初めて承認しました。
アレルギーのもとになる花粉エキスを舌の下に垂らし、徐々に体を慣れさせる仕組みで、既存の注射薬よりも患者の負担が少ないそうです。
アレルギーの原因となるものを徐々に与えて、それに対する抵抗力をつけるという、いわゆる“減感作療法”なのでしょうか。
今回承認されたのは鳥居薬品の「シダトレンスギ花粉舌下液」という名前の治療薬。今年の4月に保険適用され、6月以降に処方薬として発売される見通し。
花粉症の症状にも、抗ヒスタミン薬の副作用に悩まされず、治療できることを期待します。
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