もし核爆弾の攻撃を受けた際、人々はどのように行動すべきか。
そんな最悪の事態が起こった場合の、対策・避難方法を調べてみました。
もちろん半径約2.5kmの爆心地にいたらほとんど避けようが無いですが、それより外側であれば核攻撃に伴う衝撃波や閃光、放射性物質による人的被害を抑えるためにすべき行動があります。
まずなにより最初に行うべきは
『地下いち早く逃げ込むこと』
地下室・地下道・地下鉄のホームなど、とにかく地下に急いで移動します。
もし地下に移動できる場所にいなければ、閃光や爆風から身を守るため気密性の高いガラス窓の無い部屋に移動します。
爆発後には、その場所に留まるか、移動するかの判断に迫られます。
アメリカのローレンス・リバモア国立研究所によれば、軽量建材でできた建物や地下がない施設には放射性物質が容易に透過してしまうので、適切なシェルターに到着するまでに15分かかるとするなら、最初にいた建物の設備が不十分だったとしても、そこに30分とどまった後での避難が望ましいそうです。
しかし、適切なシェルターまで5分で行けるのであれば、即刻そこに移動し、またどれだけ近かったとしても危険な建物はすべて避けることを推奨しています。
移動もできれば地下鉄・地下道を使うこと。移動の際、マスクや雨合羽などを着用し、できるだけ肌の露出をなくします。
核爆発後の放射性物質をたっぷりと含んだ雨には絶対にあたらないように注意。
屋内に逃げ込んだら、除染のために衣服を脱いで密封。
シャワーで頭から足先まで体中をくまなく洗い流します。
気密性を高めるために窓を全て閉め、隙間を塞ぐことも大事です。
もちろん核攻撃なんて事態が起こらないようにすることが何より大切なのですが…。
放射能は取り除ける 本当に役立つ除染の科学
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